品名:ギボシ留め金具
用途:レザーバッグやカバン、アクセサリーやファッショングッズなどの様々なアイテムの留め金具として利用される。また、ワンポイントアクセサリーとしても人気があります。
“起源は諸説あり、一つは仏教における宝珠から来ているとするものである。宝珠は釈迦の骨壺(舎利壺)の形とも、龍神の頭の中から出てきたという珠のこととも言われ、地蔵菩薩などの仏像が手のひらに乗せているものである。 この宝珠を模した形から模擬の宝珠という意味で擬宝珠とつけられたというもの。引用元:ウィキペディア“
よく間違えられるものに擬宝珠というものがあり、擬宝珠とは上記のように説明にある、京都の三条大橋の欄干に取付けられている、ボツボツした飾りの部分のことです。
三条大橋の擬宝珠
主にカバンなどの留め金具として利用されるもので、ギボシ・ギボシ金具・ギボシ留め金具と呼ばれています。
擬宝珠と良く似ている形なので、ギボシと呼ぶという所説もあります。
ただ、擬宝珠とは利用する用途が少し違います。
今回のギボシ金具の頭には写真のように、文字を刻印しています。
これはメーカーの名前を入れたり商品の名前を入れたりする時にこのように刻印をするのですが、ギボシ金具の頭が丸くなっているので、なかなかこのようにキレイに刻印をするのが難しいのです。
この様に刻印をする手法は何種類かあり、形状によって難易度が変わります。
上記の4種類の方法で刻印ができます。
それぞれの加工方法には特徴があります。
フラットな面はかなりクッキリとしたものができるけど、曲面が苦手です。
曲面やフラット面など、どんな面にも利用できます。
成型加工の前に、エッチングで文字を刻印してから、成型加工を行う。
レーザーは刻印の深さが出ないので、クッキリでない。
今回のように全ての商品で文字がクッキリと均一な仕上がりとなるように刻印にしようと思うと、機械掘りが適しています。しかし、1つあたりのコストが上がってしまいます。
コスト面でいうと、プレス加工が優れているのですが、上から圧力をかけて、型通りに刻印をするプレス加工は、曲がった部分が苦手で、熟練の腕と綿密な調整が必要です。
ただ、仕上がりを見てみると、曲がった部分もものすごくキレイに仕上がっており、実際に納品をさせていただいたお客様には喜んでいただけました。
今回の一番上の写真は、弊社で製作したいろいろなギボシ金具です。どの依頼も「こんなんできますかー?」といった質問からの依頼でしたが、「できますよー!」と請けさせていただいて、作ったものです。
ギボシ金具のオーダー製作をお考えの方は、いつでもお気軽にご相談ください!
ちょっと難しいものでも、出来る方法を考えます。