とあるお客様から、特注で靴のバックルを製作するご依頼をいただきました。
なんでも、新しく購入されたベルトストラップとバックル付きの革靴(モンクストラップシューズとも言います)の、バックルの色が、なんとなく自分の好みとは合わないなと感じられたそうです。
こちらの写真が、お客様が自分で靴から取り外し、弊社までお送りくださった元のバックル(左右で2個)です。
色はシルバーで、使い込まれたように感じさせるいぶし風の加工がしてあります。
今回のお客様は、新しいバックルの仕上がりのイメージが、わりとしっかり固まっていたようで、お問い合わせの段階で、バックルの製作に関する質問をいくつかしてくださいました。
最初のお問い合わせでは、「送った元のバックルと、寸法も形も同じで、できたら真鍮で、ヴィンテージ調のゴールドカラーを表現することはできますか?」とご質問をうかがいました。
「もちろんできますよー!」とお答えさせていただき、お客様にお送りいただいたバックルを参考にしながら、新しい靴のバックルの製作に取りかからせていただきました。
今回は、新しい靴のバックルを左右で2個ずつ、新しく製作しました。
バックルのサイズは29mm×27mm、厚みは6mmで、元々靴についていたバックルと全く同じように作っています。
お客様の要望通り、素材は真鍮を使っています。
表面を少しいぶしたように加工したゴールドカラーで、以前のシルバーのバックルと比べると高級感があり、またヴィンテージ感も出ています。
2個のバックル完成後は、お客様に出来あがったバックルの画像をお送りして、仕上がりを確認していただきました。
また、製品の画像を確認していただいた後、再度お問い合わせをいただき、
「真鍮は使いこむと、くすんでくるような色合いになるかと思うのですが、その認識で間違っていないでしょうか?」と、聞かれました。
これは、お客様のおっしゃる通りです。
真鍮素材の金具は、時間が経つとくすんだような色味に変化していきます。ズボンのベルトなどでも、よく使われており、ヴィンテージ感の出ているものは真鍮製のものが多いです。
もちろん、個人の好みにもよりますが、「ヴィンテージっぽい金色が好き」というお客様でしたら、真鍮で金具を作っていただいて、問題はありませんよ!
2個のバックルを納品後、お客様から新しいバックルを取り付けた革靴のお写真をお送りいただきました。
新しいバックルなのでまだ新品感は抜けませんが、使っていくうちにヴィンテージ調の色合いは革靴の色ともマッチしていき、そのうち本当のヴィンテージになっていることが想像できます。
これで、世界に1つだけの靴が完成です!!
杉原産業では、特注のバックルのオーダーもお待ちしております。
まずはお気軽にご相談くださいね!
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