「釣り」を趣味にされている方は多くいらっしゃるかと思います。
海釣り、清流釣り、渓流釣り……etc。
釣りをする場所や、狙うサカナによって、適した釣り具(ルアー等)はまったく違うのだそうです。
どんな趣味でもそうですが、熱中すればするほど”道具”にはこだわりが出てきます。
などと、常によりいい道具を求めている釣り人さんも多いと思います。釣り具屋さんは、そういったニーズに応え続けているのでしょう。
杉原産業では、ニッチな要望にお応えしたオリジナルルアーおよびルアー関連商品の製作を数多く手がけてきました。
今回は、これまで杉原産業が製作を手掛けてきたオリジナルルアー・ルアー関連部品の一部を、紹介させていただきます。
写真は、当社で作ったルアーブレード(別名スカシテールブレード)です。
ルアーのテール部分にブレードを取り付けると、キラキラと日の光を反射させながらルアーがよりリアルに泳いでいるように見え、スズキなどの食い付きが良くなります。
オリジナルルアーブレードの寸法は、タテヨコ共に27ミリを希望されており、魚の尾ひれをイメージさせるデザインは、お客様が考案されました。
お客様から「こんな感じです」とイメージ図をお送りいただいていたので、できるだけそのイメージに忠実に、ルアーブレードを仕上げています。
このオリジナルルアーブレードは、シーバス釣りが好きなお客様が個人的に使われる物でしたので、製作業界においては小ロットな「100個」でのご注文でした。
最初に型を製作しなくてはいけないプレス加工では、100個前後のロット数では割に合わないため、別の方法を採用しました。エッチング加工です。
1つ1つ加工しなくてはいけない手間はかかりますが、100個前後のロット数なら、プレス加工よりも安く仕上がります。
<詳細>
いわゆる”釣りマニア”の中では有名だという、ヴィンテージルアーに取り付けるオリジナルパーツを作製したことがあります。
くるんと巻いた豚のしっぽのような、かなり変わった形をしていますよね?
釣りをよく知らない人は「どんな風に使うのか全く想像できない!」と仰られるかもしれませんが、これもルアーに関係するパーツです。
ヴィンテージルアー、またはオールドタックルと呼ばれるものがあるのですが、ちょうど頭くらいの位置に、上の写真のパーツをトサカのように取り付けます。主にブラックバス釣りに用いられます。
このようなヴィンテージルアーのパーツは、売っている釣り具屋さんが少なく、高値での取引になることもしばしばあるようです。
お客様は個人ではなく企業様でしたが、オールドテイストの釣り具の展開に、かなりこだわりを持たれており、「なかなかしっくりこないヴィンテージルアー用パーツを、何とかオリジナルで作製したい」という強い気持ちを持たれていました。
その熱意に推され、シンプルな見た目に反し、とても難しい加工ではあったものの、ルアー用オリジナルパーツの作製を快諾させていただきました。
<詳細>
サカナがプラグに食いつく瞬間が見えて楽しいトップウォーターフィッシング。釣りの中でも特に好まれている人も、多いと言います。
獲物を水面までおびきよせるトップフィッシング用のルアーは、見た目のリアルさやアクション性が重視され、特に「いいものがほしい!」とこだわりを持たれている人も多いはずです。
杉原産業では、そんなトップウォーターフィッシング用のオリジナルルアーを、数多く加工してきました。
ここでは、その一部をご紹介します。
シュッとスマートな形状をしているペンシル型のオリジナルルアーです。
水の抵抗を受けにくく、動きがひかえめなので、派手な動きがあるとすぐに逃げてしまう臆病な獲物や、弱ったサカナを食べようと狙いに来るサカナを、逆に狙う釣り方に効果的だと言えます。
サカナのような形の口の部分を、カップ状に凹ませてあるポッパー型オリジナルルアーです。
ロッドを動かすことで、水しぶきがあがったり、ポコポコ大きな音がするので、サカナの注目を集めます。
水面下が落ち着きすぎてサカナが釣られる様子が全くないという静的な状況に、動的な変化を与える、アピール上手なルアーです。
先程のポッパー型オリジナルルアーと効果は似ていますが、口を本物のサカナのようなV字にカットしたタイプのオリジナルルアーも加工しています。
全体的なシルエットはよりサカナらしく、コレクションとして持っているだけでもちょっと嬉しくなるリアル仕様です。
ペンシル型オリジナルルアー、ポッパー型オリジナルルアーもそうなのですが、このとき加工したオリジナルルアーの目玉はすべて、ガラスでお作りしています。これをグラスアイルアーとも呼びます。
目玉をプラスチックで作る場合と比べ、ルアーが活き活きした様子のサカナに見えるため、食いつきがよくなるのだといいます。
実際、これらのオリジナルルアーの加工を依頼してくれたお客様も”グラスアイありき”で考えられていました。
<詳細>
以上、これまで杉原産業が手掛けてきたオリジナルルアーおよびルアー関連部品のご紹介でした。
など、釣りが大好きな方のあらゆる「あればいいな」にお応えできる会社でありたいと思っています。
当社が製作・加工したオリジナルルアーで、より釣りを楽しんでいただければ、さらに言うと釣果が上がれば幸いです!
「こんなオリジナルルアーの製作はさすがに無理かな……」「もう見つからないだろうな……」と諦めてしまう前に、杉原産業までお声がけをいただければと思います。
これまで積み重ねてきた部品製作・加工のノウハウを生かし、できるだけその気持ちにお応えさせていただきます!
杉原産業のルアーパーツをさらに見たい方は、下記サイトをご覧ください!
→ 日本の部品屋