「金属製のカップ」といっても、飲み物を口にする時に使うコップのことではありません。
(もちろんご要望があれば、製作することも可能ですが…!)
部品製作・加工業界において”カップ”とは、様々な機械に取り付けられる、リング型の部品のことを指し、カップリングとも呼ばれます。
カップリングの役割は様々ですが、主に機械の動力の伝達や、衝撃や振動の吸収など、小さい部品ながらに大きな役割を持つため、製作にはかなりの精密さが求められます。
カップリングの不具合は、機械そのものの不具合につながるためです。
以下では当社「杉原産業」の、多種多様なカップリングの製作実績を一部ご紹介します。
特殊ネジや特殊ナットと同じように、カップリングの形状や寸法も個々で大きく異なります。
中には極めて形状が特殊で、加工が難しいカップリングも珍しくありません。
部品製作においては見た目がキレイなだけでは意味がなく、取り付ける機械できちんと動くかどうかが肝心ですから、お客様のご指示(設計図)やサンプル通り、忠実にお作りすることが鉄則です。
以下では、当社「杉原産業」が製作したカップリングを5種類紹介します。
どれも精密に仕上げることができた、自信作です!
こちらは、輪の中心にまっすぐ溝が通ったタイプのカップリングです。
取り付け状態にもよりますが、溝の深さや2つの溝の位置を正確に揃えることが肝心のカップリングと言えます。
こちらは、溝無しタイプのカップリング数種です。
カップリングにおいてオーソドックスな形状ですが、決して加工が簡単というわけではありません。
左の2つのカップリングには穴を2箇所、正確に開ける必要がありました。
こちらは溝があり、さらに溝の両端が特殊な形状をしているカップリングです。
このように特殊な形状が多いことは、カップリングの部品そのものとしての特徴の1つです。
形状は特殊であればあるほど難しいですが、できるだけオーダーにお応えできるように尽力しています。
表面に細かい文字が彫りこまれた、特殊カップリングです。
カップリング自体が基本的に小さい部品なので、文字を潰さないように彫ることは極めて繊細な加工となります。
輪に曲げ部分(R)を持つ、特殊カップリングです。
どの部分に、どれくらいの角度でRを付けるのか、しっかり確認を行って製作しました。
上記で取り上げた以外にも、7ツ角を持つカップリングの製作や、真鍮でのカップリング製作など、多数の実績があります。
機械の都合上、カップリングの形状も独特で、他の製作会社ではうまく作れなかった(断られた)というケースでも、当社「杉原産業」ならば、これまで様々な金属部品作りに携わってきたノウハウを活かし、お客様のイメージ通りのカップリングを製作できるかもしれません。
「こんなに変わったカップリングは流石に作れないだろう」と諦めてしまう前に、まずは1度、当社までご相談ください。
カップリングなど金属部品の製作なら杉原産業にお任せください。