折り鶴の形をした金属製チャームの製作を行いました。
“折り鶴”型のチャームと言うと、何だか珍しい印象を受けますが、意外と需要が高く既製品としてもいくつか売られています。
しかし、折り鶴チャームは立体チャームの中でもきわめて複雑な形状であるが故に、”本当に紙で折ったような質感にする”ことは難しく、ある程度デフォルメ化させたり、翼の部分を薄く開いて成形しにくいのであえて厚みをつけたりして、何か1つ譲るところがなくては、大量生産はできないものと考えられます。
今回は、杉原産業がこれまで積み上げてきた精密加工のテクニックを活かし、どれだけ小さく、そして精巧に、“本当に折り紙で折り上げられたような折り鶴”チャームを作ることにこだわってみました。
こちらは、製作したオリジナル折り鶴チャームを様々な角度から見てみた物です。
実際に折り紙で折り鶴を作られた経験がある方なら、「ちゃんと紙っぽい折り目が付いている!」とピンとくるのではないでしょうか?
折り鶴の頭の部分をキュッと折ったところのくぼみであったり、仕上げに両翼を引っ張って立体感を持たせる時のディティールであったり、こだわり抜いたところはたくさんあります。
“金属製の薄い折り紙”で折り鶴を作ったとしたら、まさに上の画像のチャームのような仕上がりになるでしょう。
翼の薄さなど、「極小サイズにしようと思ったら妥協しなくてはいけない?」というところもあえて妥協せず、難しいけれどもとにかく“紙で作った折り鶴”を金属チャームでしっかり表現したいと思いました。
上記画像のチャームは、今回作った折り鶴チャームの中で、最も小さいサイズです。
両翼をひろげた横幅が約8mm、なんと1cmにも満たないことが分かります。
このサイズの折り鶴は、おそらく紙で作るのもかなり難しいのではないでしょうか?
極小仕上げの折り鶴チャームですが、先述した細部の細かいディティールにはこだわり、見劣りのない仕上がりになっています。
やはり”チャーム”というからには、「見た目が精巧でスゴイ!」というだけではなく、アクセサリー作りなどに気軽に使えるような実用性も大事です。
今回製作したオリジナル折り鶴チャームには、約1mmの貫通穴を開けたバージョンもあります。
この穴には、直径1mm以下のQピン・Tピン、またはチェーンなどを通すことができ、様々な種類のアクセサリー作りに役立ちます。
「大きいサイズの折り鶴チャームでは、主張が強すぎて作れるものが限られてくるかも…」という場合でも、今回作った横幅8mm~10mmの折り鶴チャームなら、アクセサリー作りの幅が広がりそうです。
以上、当社「杉原産業」が製作した極小・精巧・実用的な折り鶴チャームの事例でした。
1番の見どころは、やはり”本当に紙で折り上げたような質感”で、想像以上の仕上がりに少し驚いてしまうほどです。
難しい部分も諦めずこだわり抜いて、良かったと思います。
本物そっくりな極小折り鶴チャームを製作するなら杉原産業にご相談ください。