とあるお客様より、「消火器を設置するための金具を製作してほしい」とのお問い合わせがありました。
私たちはいたるところで、火事に備えた消火器を見かけますが、その設置方法は事実に多種多様です。
そして今回、当社が特注で製作したのは、消火器を壁に設置するための壁掛け用金具で、実際に消火器を壁に掛けた状態がどんなふうになるのかまでは、最後まで分かりづらかったのですが、とにかく1枚の金属板の中心に丸く穴を開けた形状をしています。
重たい消火器をしっかりと支えられる壁掛け金具作りは、決して簡単なものではありませんでしたが、熟練された職人たちの英知を集めて、何とか無事に納得いく仕上がりにすることができました。
以下では、そんな特注消火器用壁掛け金具の製作経緯を簡単にご紹介します。
消火器には様々な種類があり、比較的小さな消火器は3kg前後、標準的な大きさでは5kg前後、大きなものでは10kg以上の重さがあります。
仮にフック形状の消火器用壁掛け金具であっても、おおむね5kg前後はある消火器を、しっかり固定できるような強度でないといけないのです。
壁掛け金具が壊れて、宙にある消火器が床に落ちてしまうと、消火器が破損するおそれ、そして近くに居合わせた人がケガをしてしまうおそれがあり、非常に危険です。
そのため、今回製作した消火器用壁掛け金具(板タイプ)も、消火器の重さに耐えられるように強度にこだわり、消火器の安全な保管を目指しました。
お客様から、「作っていただく消火器用壁掛け金具の色は、オイスターグレーにしてほしいです」とのご要望がありました。
オイスターグレーは、白色に近い灰色のことを示し、様々な火災器具の標準的な色味でもあるようです。
上の消火器用壁掛け金具は、まだメッキ加工が施されていないため、メタル感が強めに残っています。
こちらが、メッキ加工を施して完成した、消火器用壁掛け金具です。
お客様のご希望通り、色はまぎれもなくオイスターグレーで、いかにも「金属!」という感じがしない滑らかな仕上がりになりました。
以上、当社「杉原産業」が特注製作した、消火器用壁掛け金具について紹介しました。
今回のような用途の壁掛け金具に限らず、建築用の金具など、強度および安全性がきわめて重要な金具はたくさんあると思います。
当社は、このような強度重視の金具の製作実績が他にも多数あり、用途に応じた最適な形状・素材を使って精密な加工を行い、高品質な金具を完成させることが可能です。
「頑丈な金具を作りたい」、または「腐食しにくい金具を作りたい」などお考えでしたら、ぜひ杉原産業まで1度ご相談ください。
消火器用壁掛け金具の特注製作なら杉原産業におまかせください。