ネジは工具として欠かせないものです。
多種多様なものがあり、用途ごとに形状が異なります。
例えば、しっかりと固定しておきたいときには皿頭を使い、取り外しの頻度が高い場所にはナベ頭や丸頭を使うといった使い分けをします。
先端の形状も平らなものから錐状になっているものまで様々。
規格品といえども、その中から理想的な形状のものを探しても「似たものはあるけど少し違う」なんてこともありますよね。
小さいですが建材などを支える大事な役割を果たしているネジ。
特注して自分の理想のネジを作るという方法もあります。
今回は、ネジを特注するメリットについてまとめてみました。
最後には弊社の製作事例を紹介致しますので、参考にしてみてください。
ネジを特注する上で気になるのが、「どういったメリットがあるのか」という部分ではないでしょうか。
ネジを特注する人の多くが持っている「規格品には希望や用途に合うものがない」というお悩みを解決するのはもちろんのこと、以下のようなメリットも存在します。
・いたずら防止になる
・廃盤製品を復刻できる
・細部までこだわったものに出来る
初めに、これらのメリットについて詳しく紹介いたします。
プラス(+)やマイナス(-)穴のネジは、市販のドライバーで他の人が簡単に回すことが出来てしまいます。
しかし、特殊な形状の穴にすることで、専門店でしか手に入らないドライバーでないと開けられなくなります。
規格品にも六角穴や変わった形状のねじはありますが、希望の用途に合うものがないといった場合に、特注ネジはオススメです。
弊社にご相談いただく方の中には「定期的に仕入れていたネジが廃盤になってしまい、手に入らなくなった」「以前から特注ネジを依頼していた会社と連絡がつかなくなってしまった」等、どうしても手に入らなくなってしまったというケースも見受けられます。
一つでも綺麗な状態で残っていれば、それを元に製作することも可能です。
お悩みの方は、ネジ製作の依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
規格品には出来ない「細部までこだわったディティール」を実現することが可能です。
例えば、長さはこのくらいで直径は〇㎜以内でといったような細かい注文にも応えてくれるでしょう。
「ここがもうちょっとこうなっていればなぁ…」という経験が何度かある方は、特注で製作してみてはいかがでしょうか。
上記で紹介したメリットを踏まえ、弊社での製作事例を紹介いたします。
これから予備のネジ製作を考えている方や、特注できる会社がなくお悩みの方は、参考にしてみてください。
今回ご依頼いただいたのは、六角穴の丸頭ネジでした。
丸頭部分の最大幅は13.8㎜、六角穴の直径は5.5㎜と、かなり小さいので製作会社によってはお受けしてもらえないことがあります。
しかし、規格品ですと丸頭の六角穴タイプのネジは先の尖っていない平先のボルトのみなので、どうしても使いたい場合には、オーダーメイドにする必要があります。
弊社には、そういった「他のところだと断られて…」というお客様が相談に来られる事もあります。
難しい製作物でも、しっかりとヒアリングを行い、理想通りの物をお届けできるよう努力を怠りません。
いかがでしたでしょうか。
ネジを特注で製作するメリットと、杉原産業での製作事例を紹介いたしました。
ご希望の用途のネジを作ってくれるところを探している方は是非一度ご検討ください。
他にも、工業用金属部品等の製作も対応可能です。
小ロットからの注文も受け付けておりますので、「そんなに大量には必要ない」「いざという時の予備を作っておきたい」などの場合にも杉原産業までお気軽にご相談ください。