ハンドメイドでアクセサリーを作るとき、「丸やっとこ」「平やっとこ」「ニッパー」の3つは必需品です。
その中でも「丸やっとこ」は扱うのが難しく、使い方のコツを動画サイトに投稿している方も居ます。
通常の「丸やっとこ」は表面に凹凸がありません。
慣れていないと滑って外れてしまったり、針金(9ピンやTピン)の加工をするときに同じ大きさで輪を作れなかったりして、いくつも作らないといけない時には少しイライラしてしまいますよね。
今回は、そんな扱いにくいと言われる「丸やっとこ」を、より扱いやすくした事例を紹介いたします。
中級者ともなってくると、丸やっとこで輪を作る際「このくらいの大きさの輪を作ろう」というのはある程度想像できているかと思います。
しかし、それを実現するのは難しいもので、作業中もかなりの集中力を必要としますよね。
「せっかくならよく作る大きさ毎にペンチの太さを調整出来たら…。」というお悩みを解決するために、杉原産業ではこんなものを作ってみました。
通常の丸やっとこの弱点でもある「均等な大きさの輪」が作りにくいことを克服するために、お客様の希望をもとに4段階の大きさの輪を作れるように調整しました。
この先端部分は段差に近づくにつれて、少しずつ細く「逆三角状」になっています。
なので、一度掛けた針金が滑って外れにくくなるような構造になっており、作業もかなりしやすい仕上がりになりました。
また、どちらの手で持って、どちらの方向にも回すことが出来るように両方の先端部分を同じ形状にしました。
ロザリオの十字架部分を自作する場合、ワイヤーの曲げ方を統一しておかなければ、少しの歪みでも目立ってしまいます。
そんな時に、今回制作した特殊ペンチがあれば、曲げ方の統一は簡単にできます。
ロザリオのような複雑なアクセサリー制作をしてみたい方は、特殊ペンチの製作を一度検討してみてはいかがでしょうか。
製作所で作った頑丈で質の高い工具といえど、長く使えば使うほど劣化することは避けられません。
杉原産業では少ない数からの生産もできますので、「予備として数本持っておきたい」という場合にもご利用いただけます。
複雑な形状の制作物ですと、ほかの製作所ではそもそも依頼を受けてもらえなかったりして、悩まれている方も少なくありません。
杉原産業では、お客様のこだわりを叶えることを第一に、いかにそれを実現するかをとことん追求しています。
そのほか「今はもうどこにも売っていないものを再現したい」などのご要望にもお応えできますので、お悩みの方は是非一度杉原産業までご相談ください。