今回、お客様からのご依頼で、プラスチックボタンを装飾するためのリングを製作いたしました。
「ボタンの溝に、金属のリングで装飾することで、市販のボタンではなかなか出せない『高級感』を出したい。」とのご要望を頂きました。
今回制作したリングは小さなボタンを装飾するためのもので、ボタン表面の溝にうまくはまるような構造にする必要がありました。
その点で、様々な工夫を施してあります。
バネ状の構造にした点が今回の制作における大きなポイントです。
両側から押すと、リングの直径が小さくなる仕組みになっています。
小さくしたままボタンの溝にはめ込むと、溝の大きさに合わせてリングが広がり、ぴったりの大きさになります。
バネ状にすることによって、多様な大きさのボタンに対応させることが可能となりました。
お客様自身も、ボタンの大きさに合わせていろいろなサイズのリングを製作する手間がなくなります。
もう一つのポイントは「メッキ加工を施した点」です。
通常の金属ではなかなか出せない色味を出し「装飾性」をアップさせることができます。
更に、メッキ加工によって「金属の薄い被膜を張る」ことで、「耐食性(さびや腐食から守る効果)」を高めることもできます。
ボタンそのものにメッキ加工を施して装飾することもありますが、それだとどうしても安っぽくなってしまいます。
また、ボタンは外気に触れやすいものなので、さびに強くする必要があります。
そのため、今回のリング制作にあたり、メッキ加工は欠かせませんでした。
今回の事例だけでなく、杉原産業では「お客様の理想を如何にして叶えるか」という部分を念頭に、「杉原産業ならではの工夫」を取り入れ、高品質でオリジナリティのある制作を心がけています。
お客様の理想はもちろんのこと、予算面などでも丁寧なヒアリングの下で、「この予算内でどこまでできるか」を追求します。
杉原産業をご利用いただいた方から「頼んでよかった!また次もお願いしたい!」との声を頂くことも少なくありません。
「難しくて他の金属加工製作所ではなかなか受けてもらえない」「理想の仕上がりを叶えてくれる金属加工製作所を探している」そんなお悩みを抱えている方は、是非一度杉原産業まで、お問い合わせください!