今回の制作事例は、ホテルの結婚式で使用される特殊な形状のモニュメントです。
形状が特殊なので、制作方法や手順などの面で、かなり高度な技術を要求される事例でした。
今回のポイントは、「ホテルの結婚式で使用するモニュメント」であるという点です。
普段、かなり繊細な構造の物などの製作を受けることも少なくありませんが、こういった一点ものの製作物の場合、その製作方法も一筋縄ではいかないことが多いです。
今回のご依頼では、「ウエディングケーキの台座なので傾いたりすることがないようにしたい」とのご要望もありましたので、かなり高度な技術が求められているのだと、ヒアリングの段階で感じました。
ご依頼主の方は、「他の製作所ではなかなか受けてもらえない」とお悩みのようでした。
一点ものの製作や、今回のように特殊な製作物の場合、製作コストや製作自体の難易度の高さから断っている製作所も多く、杉原産業には、そういったお悩みを持った方が来られることも多いです。
今回の製作物は形状が特殊なので、型枠に金属を流し込む方法は使えません。
なので、金属の角材を溶接していく方法をとりました。
しかし、溶接をするにしても通常の方法では、溶接部が曲がってしまったりすることが考えられます。
なので今回は、どのようにしてこの金属の角材を固定するか、という点でも、工夫する必要がありました。
特殊な製作物ですと「設計図がない」「仕上がりが想定できない」という点などから、他の製作所ではなかなか請け負ってもらえないことが多いようです。
杉原産業では、今回のような一点ものの製作や、廃盤になって今はもう売っていない部品などの再現などのご依頼も多く承っております。
中でも、ネジや小型の金属部品など、精度の高い技術が求められる製作依頼が多く、納品後には「また頼みたい」というお声も頂くことが多いです。
普段から、そういった特殊な製作物のご依頼を多くいただいており、日々の製作の中でも「杉原産業ならではの工夫」を取り入れることを考えて製作にあたっています。
他の製作所では難しい案件でも取り扱うことが可能となっているからこそ、仕上がりも高品質で満足いただけているのだと思います。
「他の製作所では、なかなか請け負ってもらえない」「どうしてもこだわりたい点がある」といったお悩みを持たれている方は、ぜひ一度、杉原産業までお問い合わせください。