今回は「タブレット(マイクロオフィスのSurface)用のタッチペンの替え芯をステンレス製で製作できないか」とのご依頼がありました。 お客様がお持ちのタッチペンの先は、黒の樹脂のものでしたが、それをステンレスに変えたいとのことでした。
芯が黒色の物が従来の替芯で、シルバー色の物が今回製作したステンレス製の替芯となります。 タッチペンの多くは、樹脂で作られていますが、樹脂は摩擦に弱いため、使っている間に摩耗されていきます。 一方、ステンレスであれば摩耗しないため、1本で10~20年使い続けることができます。
製作工程としては、お客様にお持ちのタッチペンをお借りして、どれくらいの太さでどんな形になっているのかを細かく図り、設計しました。 長いペン先の先端部分は丸くなっている形状をしています。 ペンにペン先をさしてつかうものなので、細すぎてもはまらず、太すぎても入らないため、しっかり設計しました。
そのあと、設計通りNC加工を行いました。 NC加工とは、数値制御(NC)による機械の加工方法で、数値制御をしていることから簡単に正確な大きさ・形のものを削り出すことができるのが特徴です。
お客様からは「頼んでよかったです!するするとペン先が走るので使いやすいです。思った通りの出来上がりでした。ありがとうございました。」とのお声をいただきました。 ステンレス製のペン先のタッチペンも市販でありますが、デザインや握り心地が気に入らないということがあるでしょう。 特注であれば、自分のお気に入りのデザイン・握り心地のタッチペンの芯をステンレスに変えることが出来ますよ。 杉原産業では、このように特注のタッチペンの替え芯を作りたい!というご要望にもお応えできます。 是非ご相談ください。