今回は個人様からのご依頼で、特注の大きなバックルをオリジナル製作した事例です。
お客様は、ファッションアイテムとして、内径80cmの特大サイズのバックルを作って欲しいとのことでした。
お客様から送られてきたサンプルは、完成品の半分以下のサイズで、これを基にお客様と電話で詳細なやりとりを行いながら、製作可能かどうかを慎重に検討しました。
従来のロストワックス製法では対応できない大きさだったため、砂型鋳造法を選択しました。
木型を手作業で掘り、バックルの形を成型。その後、砂型を使い真鍮を流し込みました。しかし、大型サイズのため真鍮が型内で均一に流れるようにするのが非常に難しく、何度も試行錯誤を重ねました。
型作りから鋳造まですべて手作業で行い、根気と技術を要する作業となりました。
制作期間は約1か月。お客様の要望や納期に合わせて調整を重ね、最終的にニッケルメッキ仕上げの美しいバックルが完成し、お客様にも大変喜んでいただきました。
現在、真鍮を使った製品を作る業者が減少している中で、こうしたニッチなニーズにも応えられる当社の技術力をさらに活かしていきたいと考えています。
製作現場は地道でこまめな作業が多いですが、その分、完成品には唯一無二の価値があります。
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