品名:パッチン錠
材料:ステンレス
加工:ベンダー曲げ
個数:5個
納期:1週間
今回の事例は、修理などをしている会社様からで、ホームページを見てお電話を頂きました。
「パッチン錠の修理をしたいんだけど、部品が無くていくらで作れるのか聞きたいです」という内容の問合せでした。
どんなものを作ればいいの分からないので、図面とか送っていただけますか?と確認したところ、3つの写真を送っていただきました。
上記が送っていただいた写真なんですけど、図面ではないのでこれではなかなか寸法が分かりにくいです。
その為、現物を送ってほしいとお願いしたところ、すぐに送っていただけたので、それから寸法などを確認することができました。
そして、実際にできる値段を提示させていただいたところ、お客様の想定と一致していたので、そのまま依頼を頂きました。
良く見るものだと思いますが、そもそもパッチン錠って何に使うものなのかというと、旅行バッグや工具箱に多く用いられている留め金具のことです。
また、電信柱の黄色と黒のラインが入ったものを取付けるのも実はパッチン錠です。
パッチン錠の名前の由来は、パッチン錠を止める時になる「パチンッ!」という音から来ています。
そして、パッチン錠以外にも呼び方があり、パチン錠、スナップ錠などとも呼ばれます。
パッチン錠は留め具に利用されるので、錆びて動きが悪くなったり、また劣化して強度が落ちてしまったりしないように、錆びず劣化しづらいステンレスを主に使います。
また、フックになっている部分と引っ張られる構造の留め金具なので、ある程度の張力が掛かります。この張力のおかげで、シッカリと締結できます。
ベンダー加工というのは、ベンダーという曲げ専用の機械を使用して、今回であればステンレスを求めている角度に曲げる金属加工のことです。
ベンダーには、テコの原理で行う手曲げ加工や機械を使って数値を入力して自動で行うNCベンダーや、パイプイスなどのパイプ状になっている金属を曲げる為のパイプベンダーという加工方法も存在します。
どの曲げ加工で行うのかは、材料や目的とするものによって異なりますし、金属加工業者によって行える曲げ加工が違うので、実は値段が本当に様々な加工方法なんです。
そして今回は、小ロットだったので手曲げで行わせていただきました!
今回の依頼は5個という小ロットでした。
その為、なかなか請けれない加工業者が多いと思いますが、杉原産業では困っている人のために喜んで受けさせていただいております。
だって、喜んでもらえたら嬉しいですからね!
実際にお客様の求められる納期で、要望通りのパッチン錠を作成すると、お客様からありがたいお声も頂きました!
杉原産業は「作れないかなー、やってくれないだろうなー」と思っている方のお手伝いをさせていただいております。
一度お気軽にご相談ください!