今回は、とある企業の方から、「前までやってくれてたところがL字金具を製作できなくなったから製作してもらえませんか?」とお問合せをいただきました。
すぐに「できますよ!」と回答をさせていただき、「どんなL字金具ですか?」と聞かせていただくと、「図面などはないので見本でもよいですか?」と言う事だったので、見積りを出してすぐに送って頂きました。
お客様はすぐにL字金具の見本を送って頂いたようで、2日ぐらいで届きました。それからすぐに製作に取り掛かりました。
なぜ、即答で「できますよー!」とお返事をさせていただくかというと、前まで製作をしていた業者が急にできなくなるという事はよくあるみたいで、このようなお問合せを良くいただいております。そして、毎回そのたびに小ロットだろうが、難しい製作だろうが請けてきました。
ただ、別の業者で作れていたものであれば、杉原産業でもできるという自信があり、困っている人の助けになりたい!という想いから請けさせていただいております。
依頼された製作個数は1,000個でした。
L字金具を作る場合、強度などの兼ね合いから、プレス加工をすることがほとんどです。
そして、ある一定以上の耐久性や耐食性が必要なので、メッキ処理も大切です。
しかし、通常通りの製作方法で、型を作ってL字金具を成形し、メッキ加工をするとなると、制作物にもよりますがある一定数以上のロット数が無いとなかなか単価を下げることができません。
今回も、お客様の予算では通常の方法で製作するのは難しい状況でした。
そこで、使う材料を少し工夫をしました。
通常の型を作って、成形して、メッキ加工をするという工程のメッキ加工をしなくても済むようになる材料があります。
それは、あらかじめメッキ加工を行われているボンデ鋼板という素材を使う事にしました。
このボンデ鋼板に行われているメッキ加工は、電気亜鉛メッキといい、メッキ後も元の素材の加工性を残した状態かつ、加工をおこなってもメッキの剥離を起こさないという材料です。
その為、製作工程を一つ減らすことができ、耐久性などを維持した状態でコスト削減ができるわけです。
かといって、今回の利用目的に対して利用できる製作コストを下げる方法だったので、製作するものによって適切な方法が異なります。
ちょっと予算が不安だけど…そんなお悩みでも大丈夫です。
他の製作業者ではできないといわれたけど…それでも大丈夫です。
杉原産業は、他の業者さんでもできなかったことをできる事が多いです。