とあるメーカー様から、ブローチピンの製作のご依頼をいただきました。
ブローチピン(キルトピン)とは、ピンの頭に飾りがついていて、名前の通りブローチとして使うほか、ストールやキルトスカートを留めることにも使えるファッションアイテムです。
お客様は、通常のチャームならどんな形でも作り慣れているそうですが、ブローチピンとして製作したことはなく、飾りをどうつければいいか分からないとのことで、今回お問い合わせをくださいました。
お客様に詳しいご要望をおうかがいしたところ、ブローチピンの製作の上で重視したいことは、「ブローチピンに付く飾りのデザインの精巧さ、納期の短さ、コストパフォーマンスの良さ」とのことでした。
これだけ聞くと、難しいことのように思えるかもしれませんが、杉原産業では、ブローチピンをはじめとする金属の加工・製作において、できるだけお客様のご要望にお応えできるように、様々な工夫を行わせていただいております。
お客様がブローチピンの製作において、特に重視されていたことの1つに、「飾りのデザインの精巧さ」があります。
飾りのデザインを行うために、お客様は「こんな感じでお願いいたします」と、自作のイラストを送ってくださりました。
イラストには、イチョウのデザインパーツの形状、寸法、飾りの中のロゴなどが、描かれていました。
しかし、このイラストだけでは、どうしても細かい部分のデザインは分かりませんでした。
そこで、適宜お客様と連絡を取らせていただき、そのやり取りの中で、ブローチピンのデザインに関するご要望をクリアにしていきました。
ヒアリングにより、ブローチピンの飾りのデザインがハッキリ分かった後は、型を作り、早速ブローチピンのサンプルの製作にとりかかりました。
ブローチピンの飾りの中心部分のデザインは繊細でしたが、キレイに表現し、本物の葉っぱのような形状に仕上げました。
横からみると、イチョウの葉がちょっと反ったようになっているところが、本物の葉っぱのようです。
ちなみに、製作したブローチピンの素材は真鍮です。
ブローチピンのサンプルの完成後、お客様に仕上がりを確認していただき、OKをいただきました。
その後、ブローチピンを350個、量産しました。納期はお客様のご要望の範囲内の、3週間です。
お客様は、質が良くオシャレなブローチピンが製作できたことに大変喜んでくださり、「また次の機会があったときも、ぜひよろしくお願いいたします!」と、嬉しいお声をかけてくださいました。
杉原産業は、今回のケースのように、はじめにご提供いただくイラストだけでは、細部のデザインのことまで把握できない場合でも、ご要望や目的を丁寧におうかがいすることで、お客様のご希望通りの物を製作することに努めています。
「デザインをうまく描けないから、思い通りの物を作ってもらうのは無理?」と諦めてしまわずに、ぜひ1度杉原産業までご相談ください!
ブローチピンの製作なら杉原産業まで!