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オリジナル釣り具のオーダー製作・加工事例を4つ紹介

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釣り具

 

杉原産業は、あらゆる精密部品の製作・加工を得意としています。

 

これまで様々なアイテムのオーダーをいただきましたが、意外と多くいただくのは釣り具の部品(パーツ)の製作依頼です。

 

釣りを趣味にされている人は多く、熱中している人は釣り具へのこだわりも並ではありません。

機能性の高い釣り具、世界に1つだけの釣り具……など、熱意をもってオーダーをくださる方が多い印象です。

 

お客様の持つ「どうしても作りたい!」という気持ちに、全力でお応えしていくのが杉原産業です。

 

今回の記事では、リールのノブ、ルアー、バズヘイトなど、杉原産業が製作したオリジナル釣り具の自信作を、いくつかピックアップしてご紹介いたします。

 

  1. 1. 本物の魚そっくり!?グラスアイルアーの製作
  2. 2. わずか0.3ミリのウキの穴に使う糸通しの製作
  3. 3. 様々な種類のルアーに対応するバズベイトの製作
  4. 4. こだわり高級素材でリールのノブを加工

 

1. 本物の魚そっくり!?グラスアイルアーの製作

 

グラスアイルアー

 

写真は、杉原産業が製作したオリジナルのグラスアイルアーです。

 

グラスアイルアーとは、目玉の部分がガラスで作られたルアーのことを指します。目玉がプラスチック製だったり、着色だけされているルアーよりは、グレードが高くなるイメージです。

 

オリジナルのグラスアイルアーを作れる製作所は少なく、ご依頼をくださったお客様も、杉原産業が見つかるまで、依頼を断られ続けたとおっしゃっていました。

 

「ガラスの目玉を作るといっても、トンボ玉を作るような感じで簡単なんじゃない?」と思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、実は案外難しいです。

キレイな半円形で、小さな目玉を作るためには、熟練された技術を要します。

 

 

釣り具

こちらは、口がV字カットになっているグラスアイルアーです。記事冒頭の写真のグラスアイルアーも含め、色々な形・色で作らせていただいたので、いい腕の見せ所になりました。

 

キレイでリアルなガラスの目玉が付いたルアーは、水の中で本物の魚のように動き、魚の食い付きも良くなるとか……!

 

<詳細>

→ グラスアイ(目玉がガラス製)のルアーを製作

 

2. わずか0.3ミリのウキの穴に使う糸通しの製作

 

0.3mmの糸通し

 

タナゴを釣るときに使うウキに、釣り糸を通すための糸通しの製作を依頼されたことがあります。

 

その細さは何と0.3ミリ! ご依頼をいただいた最初の段階では0.6ミリの釣り糸通しのオーダーだったのですが、当社の微細加工の技術力の高さを見込まれ、「もう少し細い糸を通せるものも作ってほしいです」とオーダーがつづき、写真にある激細糸通しを作ることになったのです。

 

もう細すぎてなかなかピントが合わず、分かりづらいと思いますが、タナゴ釣り用の小さいウキに細い糸を通すために、先がかぎ針のようにくるっと曲がっています。

 

これだけの細さの物をキレイに折り曲げるには、職人の経験と技術が必要ですし、すぐ壊れないように強度も意識しなくてはいけないので、加工には苦労しました。

 

杉原産業独自の微細加工技術を用いたうえで、加熱・冷却を繰り返し、金属の強度を上げていきました。

 

お客様も最初は「さすがにここまで細い糸通しはできませんよね……」と若干諦めかけでしたが、イメージ通りに仕上がったタナゴ釣りウキ用糸通しを見て、大変喜んでくださいました。

 

<詳細>

→ 0.3mmの細い穴に使える糸通しを微細加工で製作

 

3. 様々な種類のルアーに対応するバズベイトの製作

 

アルミ製バズベイト②

 

「手持ちの色んな種類のルアーに対応するバズベイトを作ってほしいです」とオーダーがあり作製した、杉原産業オリジナルの万能バズベイトです。

 

バズベイトとは、ルアーを水面下で動かしたい時などに有効な、プロペラ型の釣り具です。ただ、通常のバズベイトはプロペラ部分とルアー部分が一体型になっており、手持ちのルアーを活かすことはできません。

 

そこで当社が製作したのは、よく見るルアーと一体型のバズベイトではなく、プロペラにスナップが付いていて、そこに好きなルアーを取り付けることができる仕組みのバズベイトです。

 

バズベイトに好きなルアーを取り付けられるメリットは、様々な釣り方を楽しめることにあります。

我々はそこまで釣りに詳しくないので、ルアーによってどんな釣り方があるのかまでは把握しておりませんが、このバズベイト1つで様々な魚をターゲットにできることは確かだそうです。

 

<詳細>

→ いろんなルアーにつけられるアルミ製バズベイトを製作

 

4. こだわり高級素材でリールのノブを加工

 

ツマミコクタン

 

お客様こだわりの素材で、釣り竿のリールのノブを加工したことがあります。

お客様が希望されていた素材は、カリンと黒檀(コクタン)という木材です。そもそも、「杉原産業=金属加工」というイメージを持たれている方も多くいらっしゃるのですが、実は木材加工も得意です。

 

まずは高品質な木材を取り寄せるところから、こだわらせていただきました。

木材は、割れやすい方向・削れやすい方向があるので、写真のようになめらかなカーブで切削加工するためには、確かな経験が要ります。

 

幸い、杉原産業は金属をはじめとする様々な素材の切削加工のノウハウを蓄積していますので、お客様が満足する出来のリールが無事に完成し、大変喜んでいただくことができました。

 

<詳細>

→ 釣り竿のリールの木製ノブを計140個加工

 

こだわり釣り具の製作・加工も、小ロットからおまかせください!

 

以上、杉原産業が製作・加工したオリジナル釣り具の紹介でした。

ここで紹介した以外にも、様々な釣り具パーツのオーダーを承ってきました。

 

大量生産をお任せいただいたこともありますし、自分で使う分の少量だけ製作するというパターンもありました。

 

杉原産業では、ロット数に関わらず「お客様にご満足いただくこと」を第一に、その時の最高の出来の釣り具の製作を行っています。

これからもどんどんノウハウを蓄積し、高品質な釣り具をご提供出来ればと思います。

 

お客様自身でも「ちょっと難しいかな?」と思われる物でも、できるだけ対応いたします!まずは何でも、ご相談ください。

 

杉原産業は、ルアーパーツなら何でも揃う釣り具の専門店も運営していますので、ご興味のある方はぜひ、合わせてご覧ください。