Jil Sander(ジルサンダー)のネジ式ボタンをオリジナル製作した事例

今回はクリーニング店を経営されているお客様からのご依頼で、ブランドのJil Sander(ジルサンダー)のコートのネジ式ボタンを1つだけオリジナルで製作した事例です。

Jil Sander(ジルサンダー)のコートのボタンをオリジナルで製作

もともとお客様からは「1つだけ作ってほしい」というご依頼でした。

お客様からは上の写真右側（銀色）のボタンがサンプルとして送られてきました。

形状を確認して、ロストワックス鋳造で製作を進めました。サンプル品を見ながら、ロウで部品の原型をそっくり同じように、手作業で作りました。

ロストワックス鋳造（ロストワックスちゅうぞう）とは、ロウ（ワックス）を利用した鋳造方法の一つです。ロウで部品の原型を作り、周りを石膏などで覆い固め、加熱して中のロウを溶かし出し、中にできた空洞に溶かした金属を流し込んで原型と同じ形をした鋳物を作る方法です。

上の写真の左側（金色）のボタンは、右の見本を基に製作したボタンです。金色になっていますが、この後にメッキを施します。

上の写真はボタンを裏側から見たものです。

このボタンは中が空洞です。全体を研磨してからメッキを行います。

上の写真は、完成品のボタンです。
お客様は「仕上がりがとても素晴らしいです」と喜んでいただけました。

今回は納品までに約1か月かかりました。サンプル品を送っていただき、あとはメールのやりとりで製作を進めました。

まとめ

今回の事例だけでなく、杉原産業ではお客様の「作れないかな～、作ってくれたらうれしいなあ」という想いに応えるため、「杉原産業ならではの工夫」を取り入れ、高品質でオリジナリティのある製作を心がけています。

お客様の理想はもちろんのこと、予算面などでも丁寧なヒアリングの下で、「この予算内でどこまでできるか」を追求します。

杉原産業をご利用いただいた方から「頼んでよかった！また次もお願いしたい！」との声を頂くことも少なくありません。

「難しくて他の金属加工製作所ではなかなか受けてもらえない」
「理想の仕上がりを叶えてくれる金属加工製作所を探している」

そんなお悩みを抱えている方は、是非一度「オリジナル金具・金属パーツの部品製作メーカー杉原産業」まで、お問い合わせください！