<商品詳細>
商品 :ストールピン
材料 :真鍮
納期 :無し
ロット:数千個
ご注文承っているアクセサリーやアパレルのハンドメイドパーツの多くは、弊社の長年の製作技術でご満足いただいておりますが、中には工業製品並みの難しいご要望をいただくこともあります。そんな時こそ物作りの真価が問われる大切なタイミング。
今回はサンプル製作の段階から三回も作り直したステンレス製のハンドメイドパーツを紹介します。
アクセサリーやアパレルパーツのご注文は、最初から寸法が決まっているものばかりではなく、お客様のイメージがどういったものかをこちらで読み取るところからスタートします。
今回のご依頼もお客様からイメージ図をいただき、それにそって弊社でサンプルを製作しましたが、なかなかお客様がイメージされている仕上がりにはならず非常に苦労しました。
弊社にご依頼されるお客様のほとんどが少数注文、規格にないものが多いため、製作は完全にゼロの状態からのハンドメイドです。今回は円形のものと角形のものとがあり、その中でそれぞれ形状の異なる3パターンのご注文でしたが、特に苦労したのは角型のパーツです。
写真をご覧の通り、大きさもそれぞれ違うため、各パーツに合わせて直径15mm~20mmのステンレスの丸棒から角型に成型します。単純に見えますが、丸いものを四角くするというのは技術的に非常に難しく、さらに中央のつまみのわきに1mmの穴が開いていますが、相当の厚みがあるステンレスに1mmの穴を開けるため、こちらもなかなか技術を要する作業でした。
アクセサリーやアパレルパーツは時期ものや限定ものもあるため、少数でのご注文がほとんどです。お客様も技術的に詳しい方ばかりではないため、用途が不明なままで製作することも稀にあります。今回のように高度な技術を要求されるハンドメイドパーツとなると、なかなか他社で受け付けてもらえないのも確かに分からなくはありません。
しかし、物作りは必ずどこかでつながっているもので、どんなお客様からのどんなご依頼でも、難しいご注文というのは後々きっと役に立ちます。どこにも受け付けてもらえなかったご注文に対して決して退かず「弊社でどこまでできるかを腕試しをさせていただける、大切な機会だ」と杉原産業では考えています。→アクセサリーやアパレルに必要なハンドメイドパーツのご用命は、日本の部品屋・杉原産業までご連絡ください!